新人ナースの隣に、必ず誰かがいる理由。
秋のはじまりは、いつも静かにやってくる。
窓の外の景色が、少しずつ色を変えていく頃。入職から半年が過ぎた新人ナースたちも、気づけば少しだけ、違う顔をしている。
白衣の袖に慣れてきた。でも、まだ不安は消えていない。そんな季節に、そっと隣に座ってくれる人がいる。
それが、プリセプターという存在だ。

☕ 半年後の秋。プリセプターと、ひとやすみ。
プリセプター制度って、何ですか?
新人看護師お一人に対して、先輩看護師が専任でつく。それが、姫野病院のプリセプター制度だ。
教えることは、技術だけじゃない。「何かあったら、この人に話せばいい」——そう思える人が一人いるだけで、人はずいぶんと、遠くまで歩いていける。
卒後教育、新入職者教育。言葉にすると仰々しいけれど、その中身は案外シンプルだ。ひとりにしない、ということ。
新人お一人に先輩看護師が専任でつく。「誰に聞けばいい?」という迷いがなくなる。
技術的な指導だけでなく、不安や悩みを聞いてくれる精神的なサポートも担う。
入職から1年間、同じ先輩が継続してサポート。関係性が深まるほど、相談しやすくなる。
手術室配属の方には、さらに手厚い評価の仕組みがあります。
手術室という場所は、少し特別だ。求められるものの密度が、ほかとは違う。
だからこそ姫野病院では、手術室に配属された新人看護師に対して、3ヶ月・6ヶ月・9ヶ月・12ヶ月ごとのチェックリスト評価を設けている。「できているか・できていないか」を問うためじゃない。今どこにいるかを、一緒に確かめるために。
基本的な業務の流れを確認。「できていること」を一緒に確かめる。
応用的な対応力を評価。苦手な部分を把握し、重点的にサポート。
自立度を確認。チームの一員として動けているかを振り返る。
1年間の成長を総評価。次のステップへの目標を一緒に設定する。

1年間、同じ先輩がそばにいる。
プリセプターの本音を、聞きました。
教える側にも、はじめてがある。プリセプターを経験した先輩たちに、あの頃の話を聞かせてもらった。
最初は自分が教える立場になることが怖かったです。でも、担当の子が少しずつできることが増えていくのを見て、こっちも嬉しくて。気づいたら自分も成長していました。
「こんなこと聞いていいですか」って遠慮しながら聞いてきた子が、半年後には自分から動けるようになっていた。その瞬間が、プリセプターをやってよかったと思う一番の理由です。
プリセプターになって、自分の「なんとなく」をちゃんと言葉にしないといけなくなった。それが結果的に自分の看護を見直すきっかけになりました。
新人ナースの声も、聞いてみました。
受け取る側にも、忘れられない言葉がある。
「また同じこと聞いて申し訳ない」って思わなくていい環境が本当にありがたかったです。プリセプターさんが「何回でも聞いていいよ」と言ってくれたことで、素直に相談できるようになりました。
仕事が辛くなったとき、プリセプターさんに話を聞いてもらいました。解決策とかじゃなくて、ただ聞いてもらえただけで、また頑張れた。あの時間がなかったら、続けていられなかったかもしれません。
入職後も、ずっと成長できる環境があります。
1年が終わっても、成長の道はつづく。
姫野病院では、新人期間を超えた先にも、キャリアを支える仕組みを整えている。自分がどこへ向かいたいかを、病院が一緒に考えてくれる場所がある。
認定看護師・認定看護管理者を目指す方への育成支援を行っています。
准看護師が看護師資格を取得するための奨学金制度を2009年より設けています。資格取得を目指す方を、病院全体で応援します。

1年後、同じコーヒーを飲む仲間になっている。
プリセプター制度は、単なる教育の仕組みじゃない。1年間を共に過ごした先輩と新人のあいだには、言葉では説明しにくい何かが残る。それが、この病院をすこしずつ、温かくしていく。
不安でいい。まだ慣れなくていい。
姫野病院には、あなたの隣に座ってくれる人がいる。
転職を考えている方も、就職先を探している方も——
まず、来てみてください。
あなたの担当になる先輩が、待っています。

